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肉や魚の解凍は鍋2つで5分!上手なやり方と注意点やわけ|得する人損する人

解凍

 

4月14日あのニュースで得する人損する人で、家事えもんが冷凍肉を5分解凍で解凍する技を紹介します。
キッチンにある「 ? 」を2つ重ねるというものです。

答えは「アルミの鍋」でしょうね。

冷凍肉の解凍は、低温解凍させることが一番効果的です。
低温で解凍することで、冷凍肉の中心と表面部分の温度差を小さくさせドリップの流出を抑えます。

ここでは、鍋2つを使って5分でできる肉や魚の解凍のやり方や注意点をご紹介します。

肉や魚の解凍は鍋2つで5分!

解凍

電気もガスも使わず、5分で失敗も少なく解凍できる方法があります。
それは、アルミの鍋を2つ使う方法です。

ポイントはドリップを出さないで解凍

冷凍肉や魚の解凍に時間がかかったり、解凍ムラができたり、解凍しすぎてお汁が出たり、失敗した経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自宅で解凍した時やスーパーの刺身のパックにたまった、赤くて透明な液体が「ドリップ」と呼ばれるもので、冷凍食材の細胞内にある氷が溶けて出てくる水です。

このドリップは水分だけでなく、旨み成分や栄養も一緒にでてしまうので、ドリップを出さないように解凍するのがポイントになります。

低温解凍

冷凍肉や魚の解凍は、低温解凍させることが一番効果的です。
低温で解凍することで、冷凍肉の中心と表面部分の温度差を小さくさせドリップの流出を抑え、低温状態を維持することで細菌の発生を抑え品質劣化を防ぐことができます。

プロは、低温解凍機というものを使います。
これは、高圧静電エネルギーによってマイナス温度でも解凍することができる解凍機で、氷水より低温な-2℃前後で解凍するものです。

これにできるだけ近い条件で解凍すれば上手にできるというわけです。

鍋でじょうずに解凍できるわけ

さて、家庭では身近にあるアルミ鍋が、比較的うまく解凍できます。

水や自然解凍では、解凍時間が長くなり肉の中心部と回りに温度差ができ、ドリップが出やすくなります。
そこで、アルミの熱伝導を利用して早く解凍するのです。
また、電子レンジの解凍でも、解凍むらができ美味しいとはいえません。

金属は熱伝導が良いので、解凍に適しているといえます。

熱伝導率の比較

では、どのくらい違いがあるのでしょう?
下記は熱伝導率です。

空気     0.0241
水(H2O)     0.6
ステンレス    16.7
銀(Ag)      420
銅(Cu)      398
金(Au)      403
アルミニウム(Al)   236

銅鍋や銀の食器が熱伝導率が高いので、高級食器や鍋に使われてきたのがわかります。
家庭で使っている鍋は、アルミやステンレスが多いので、熱伝導のよいアルミ鍋を使うのです。
銅鍋なら、もっと早いですね。

※ステンレスは鉄50%以上、クロム10.5%以上を含む合金鋼で、配合の割合が変わると、熱伝導率も多少変わります。

上手なやり方と注意点

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肉の上に乗せた鍋に入った水は常温なので、アルミが冷凍肉を短い時間で解凍してくれるのです。
下に置いた鍋も周囲の空気の温度が肉に伝わるので、肉の上下で熱伝導が起こります。

手順

  • アルミ製鍋のうち1つを裏返しにする。
  • 裏返した鍋の上にラップを敷き、上に冷凍肉をのせる。
  • 肉にラップをかけて、その上からもう1つの鍋を置いて、肉を2つの鍋で挟んでサンドイッチ状態にします。
  • 上に乗せた鍋に常温の水を入れて5分放置。
  • そのまま5分間ほど待てば、冷凍肉が半解凍状態にまで戻っています。

注意点

  • うっかり解凍し過ぎると、肉からドリップが出てしまい品質が落ちます。
    半解凍の時間に気を付けてください。
  • 平たくて金属面にぴったり付くような肉の形状であればうまくいきますが、ゴツゴツした形のものには適しません。(そんな時は、氷水で解凍します)
  • 解凍し過ぎないための目安は「1cmの厚さで約5分」倍の2cmの厚さなら時間も倍の約10分。
    お肉だけでなく、「冷凍マグロ」などのサクの解凍も同じ。

 

上手に解凍すれば、生肉と同じような美味しい肉に解凍できます。
常に半解凍でどうぞ!