世界ふしぎ発見

家ネコはエジプトから?かわいい猫はリビアヤマネコが祖先☆世界ふしぎ発見

家ネコ

 

1月23日の世界ふしぎ発見!30周年直前 世界三大ミュージアム発 最新ナゾ解きの旅SPでは『家ネコの先祖は古代エジプトにあった?』で家ネコの祖先を探ります。
あなたの可愛い猫ちゃんも、アフリカに棲む「リビアヤマネコ」がご先祖様だったようです。
番組では、比嘉バービィさんが、ルーブル美術館のネコの女神バステトや南アフリカにリビアヤマネコを取材します。

バステトやリビアヤマネコの、なんとも気品高くクールな姿は美しいですね。

ここでは古代エジプトの家ネコとリビアヤマネコについてご紹介します。

家ネコは古代エジプトから

家ネコ

 

山ネコの特徴の手足が長く身体能力の優れたリビアヤマネコ。
古代エジプトで、人間の集落に穀類を食べにくるネズミのような小動物を求めて、人間に近づいたらしく、その中でもおとなしく人懐っこい遺伝子を持つものが、かわいい家ネコになったといわれています。

古代エジプトでは神の使いの猫

古代エジプトでは、猫を殺したりいじめたりすることは禁じられており神のような扱いをされていたようです。
それは、穀物をネズミなどから守ってくれる大切な動物として、現在私たちがペットとしての猫とは違う感覚だったのでしょう。

ですから、美しい猫の女神バステトが誕生するのもうなづけますね。

約2500年前のエジプトとペルシャの戦い

古代エジプトにとって猫は聖獣。
もともと聖獣はライオンだったらしくどうして猫になったのかわかりませんが、当時のエジプト人と猫のかかわりが深かったと推測されます。

紀元前500年ごろ、ペルシャがエジプトを攻めます。

このとき、エジプト軍は強かったのですが、ペルシャの奇策で負けてしまします。
この奇策とは、エジプト人が猫を大切にし決して殺すことができないと知っているペルシャ人がとった行動です。

ペルシャ人は猫を盾にして、エジプト人の攻撃を免れ進行していったのです。
エジプトは何の手立てもなく敗れてしまいます。

猫を戦争に使うとは、なんともびっくりやらあきれるやら。

かわいい猫はリビアヤマネコが祖先

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リビアヤマネコは、家ネコよりも手足尾が長く耳が大きく、毛色はいろいろですが、砂漠や砂地に馴染む色をしています。
デザートキャットあるいはアフリカンキャットとも呼ばれています。

リビアヤマネコは警戒心が強いのですが、その中でも穏やかなネコが人間に可愛がれ人間の生活に入り込んだ物と考えられています。

世界中の猫はリビアヤマネコの子孫

世界中の猫がリビアヤマネコの子孫だということ知っていましたか。

2004年にミトコンドリアDNA解析でリビアヤマネコがイエネコの祖先であるとわかったのです。
うちの猫もあなたの猫も、血統書付きの猫もアメショもロシアンブルーも、みんな「イエネコ」っていう種だというのは面白いことですね。

家ネコ1万年前メソポタミア説

家ネコはいつから人間と暮らすようになったのでしょう。
中国がもっとも古い飼い猫という説もあるのですが、これはまだ研究途中のようです。

定説では、約1万年前メソポタミア周辺の地域で人類が農耕と定住生活を始めた頃に人間に飼いならされたというものです。
その後、エジプト~ローマ~ヨーロッパからシルクロードを渡り、世界中に。
特に、エジプトでは現在の家ネコのルーツといわれるほど、人とのかかわりが深くなります。

猫と人間との長い共存の歴史があるのですね。

 

ますます猫がかわいくて仕方ありません~
とっても癒されますよ。