あさイチ3月23日は「あなたもいかが?“禅”に学ぶシンプルライフ」が放送されました。
ゲストは室井佑月さん,内藤剛志さんで、室井佑月さんがリポーターの石井かおるさんと禅の1泊2日の体験をしていました。
禅をした後は頭の中がすっきりして、日頃気にもしなかった鳥の声や風も聞こえるようになったとか。
また、禅のこころを取り入れたお掃除法で、掃除嫌いを克服できた事例も紹介されました。
禅を行うと
禅の修行は、煩悩を捨て、人として本来のこころを維持すること。
自分の意志と反してうまくいかない日常に、イライラしたりすることありますよね。
そうした心を静めるために、禅が人気になっています。
禅修行や座禅会となど難しいものでなく、初心者が禅の言葉や静かに呼吸し落ち着いた自分を取り戻していくことに注目が集まっています。
思い悩むことや将来の不安、過去の失敗の悔みなど、禅を行うことで解放され、「今という時間を、集中して生きる」ことで幸福感が高まります。
禅とは、座禅を組んでいることだけではなく、動いていても「動禅」と言われる修行になります。
例えば、掃除をするとか、料理を作るとか、ご飯を食べることまでが動禅です。
そこにいる自分が精一杯生きて、余計なことに心を悩まさないようにするのです。
座禅をすると、脳内物質のセロトニンが増え心が安定することも、科学的に証明されています。
禅の教えの言葉
禅の言葉を少しご紹介します。
一期一会 (いちごいちえ)
この出会いは二度とないと思えば、出会いを大切できます。今の自分との出会い、今の景色、毎日が「一期一会」なのです。
知足 (ちそく)
何もかも足りている、そう感じたらすぐ幸福になれるのに、足るを知る人は幸福に最も近い人なのです。
放下着 (ほうげじゃく)
捨ててこそ本来の立場わかるもので、捨てても生きられる人こそ本物と思う心です。
夢 (ゆめ)
夢は目覚めたらはかなく消えますね。この世はすべてが夢と同じなのでじゅうぶんに生き抜くのです。
阿吽 (あうん)
相手を馬鹿にしては生まれない呼吸で、物事が始まる時から終わるまでの呼吸が簡潔で、理屈や説明がいらないこと。
無功徳 (むくどく)
善い行いを言わないで黙ってやるのです。善い行いに打算や見返りをもとめなければ、清々しい無心を得ることができるというものです。
莫妄想 (まくもうそう)
過ぎたことを考えない、先のことを思い悩まないで、無垢な気持ちで現実だけを見るのがよいとされています。
平常心是道 (へいじょうしんぜどう)
当たり前のことを大切に育む日々が平常心で、近道はありません。
禅を生かした掃除術
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- 無駄なものの処分
1年以上使っていないものをチェックし、使う見込みのないものは捨てます。 - 片付いたら、毎日一か所10秒の掃除で習慣を持つ。
習慣になれば、掃除が楽しくなる。 - 毎日日記をつけ、自分のやりたいことを書き出す。
毎日が楽しくなり、人生が明るくなる。
『ごみの重さは心の重さ』という言葉が印象的でした。
最近『ミニマリズム』が流行っていますが、心のミニマリズムも必要な気がしました。
物にあふれて生活している現在、シンプルに生きると豊かな心で幸せに生きれそうですね。