電気は、各地域の電力会社だけが販売しており、電気をどの会社から買うか選ぶことはできませんでした。4月から始まる電力自由化で、100社以上の電力会社から電気を買えるようになります。
あさイチ3月24日放送では「電気代を賢く節約!?4月スタート!“電力自由化”徹底攻略法」が放送されます。
今回は、電力自由化で節約できる?賃貸やマンションと切りかえの仕組みについてお伝えします。
電力自由化
お得な電気の使い方やセットプランなど、電力各社はじめ、ガス会社や通信、各種サービスの商品が、たくさんでています。
今まで違う他の地域の電力会社や新電力(特定規模電気事業者)から電気が買えるようにまります。
発電設備を持っている会社や、太陽光発電や風力発電の会社の売電が、自由化されるのです。
切りかえの仕組み
1.新しい電力会社への申し込み
切り替え先の電力会社へ切り替えを申し込みます。
サービス窓口、電話、ホームページからできます。
現在契約している電力会社の解約手続きは、切り替え先の電力会社が手続きをすることができます。
2.スマートメーターへの交換
スマートメーター設置交換する必要があります。
切り替え先の電力会社へ申し込み後、現在契約している電力会社から交換の通知があります。
スマートメーターは原則費用はかかりませんが、メーター交換の工事費がかかる場合があります。
3.切り替え先の電力会社との契約開始
2016年4月以降、切り替え先の電力会社の電気を利用することができます。
電力会社の切り替えの申込みには、検針票、免許書などの本人確認書類、印鑑、検針票などに記載の「電力会社のお客さま番号」と「供給地点特定番号」が必要です。
賃貸やマンション
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賃貸にお住まいの方は、現在契約している電力会社との契約名義がご本人の場合は可能です。
他人名義のご契約になっている場合は、その方にご確認下さい。
マンションにお住まいの方も、電力会社の切り替えはできます。 ただし、管理組合などを通じてマンション全体で一括して電気の購入契約を締結している場合には、その契約やマンション内の規約などで制限される場合があるので、管理組合等にご確認下さい。
電気料金節約比較はシミュレーションがおすすめ
各家庭いろいろなケースがありますので、これぞというプランを上げることはできません。
例えば、東京電力で使用電力が1段料金120KWの場合は、新料金がかえって高くなる可能性があります。
2段料金はほぼ同じ。3段料金は安くなるということです。
電気ご使用量お知らせ明細には、基本料金と1段料金・2段料金・3段料金表示があります。
電気代は1段料金・2段料金・3段料金と段階的に料金単価が上がるのです。
要するに、使えば使うほど高い電気料金だったのが、4月からく安くなるというものです。
セット割は一見お得感がありますが、解約の伴う違約金など考えると、どちらが良いか一概には言えません。
地域によっても選択肢がないところがあります。
沖縄県や福井県は、1つの選択肢しかないようです。
番組では、いろいろなシミュレーションをいくつも検討するようにということでした。
電力会社やシミュレーションサイトで検討されるのが良いと思います。
電力が自由化になっても、電気が止まることはないので安心してよく検討するのが良いのではないでしょうか。