春になると山菜が楽しめます。
とりわけ雪の下から顔を出すフキノトウは、なによりの春の使者ですね。
せっかく手に入れたフキノトウを楽しむには、どうしたらよいのでしょう。
また、苦味にも好き嫌いがありますので、自分にあった味に仕上げたいものです。
今回は、ふきのとう味噌の2種類の作り方と、下処理やあく抜きと保存についてお知らせします。
ふきのとう味噌作り方2種
ふきのとう味噌は、作り手によっていろいろな個性があります。
甘くしたり、少しトウガラシが入っていたり、味噌が多いものや、ふきのとうを極細かく刻んだり、好みに合わせて十人十色で。
ここでは、シンプルな作り方を紹介します。
ふきのとうを茹でる
- フキノトウはきれいに洗います。
- たっぷりのお湯を沸かし、塩を入れます。(菜っ葉を茹でる時のような加減です)
- 3~5分茹でます。
- 水にとって冷やし、しばらく水につけてあく抜きします。
このとき苦いのが苦手な人は、2時間ほどあく抜きします。私はこの苦みが好きなので2回ほど洗うだけです。
ふきのとうを煮る
- あく抜きしたフキノトウを刻みます。細かくてもあらくてもお好みで。
- 鍋に、刻んで絞ったふきのとうと味噌・本みりん少々をいれ、火にかけます。
- 全体に火が通って、なじんだら完成です。
味噌の量もお好みです。
我が家の味噌は、手作りなので塩分が非常に少ないため茹でたフキノトウと同量ほど入れます。
市販の味噌だと塩からいので、量を減らすか砂糖を使います。
甘いふきのとう味噌のほうが一般的のようです。
甘くても、味噌っぽくても、フキノトウが多くても少なくても『ふきのとう味噌』にかわりはなく、どれもおいしいので、用途に合わせて使い分けもできますね。
ふきのとうを味噌とたたく
- あく抜きしたフキノトウをしっかり絞り、みじん切りにします。
- その上に味噌を置き、さらにトントン刻みます。
- 味噌とフキノトウが滑らかになったら出来上がりです。
生みそとフキノトウが野趣あふれる味わいがあります。
茹でないで、生のフキノトウでも作れます。
フキノトウがストレートによい香りで、熱いご飯に最高です。
苦いフキノトウの下処理とあく抜き
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苦味が苦手の人、ものすごく苦味の強いフキノトウのあく抜き方法をご紹介します。
茹でて水にさらす
ふきのとうを茹でる」の項目の通り、3~4分茹でて水にさらします。
長く晒せば、アクは抜けます。
茹でる前に水でさらす
きれいに洗ってから、一晩水につけて置きます。
上記のとおり茹で、さらに水にさらします。
塩で揉んで茹でる
洗ったフキノトウに塩をかけ塩もみします。
茶色の濃い色の汁が出ます。
茹でて、水でさらします。
茹でる時重曹を使う
茹でる時に、湯1リットルに重曹小さじ1入れて、1~2分茹でます。
重曹を入れると柔らかくなりやすいので、ゆで時間を加減します。
油で炒める
茹でたフキノトウを油でよく炒めて、味付けします。
炒める時間が長いと、アクが抜けます。
油で揚げる
フキノトウの天ぷらが一般的ですね。
きれいに洗ったフキノトウの水を拭いて、衣をつけ160~170℃の油でゆっくり揚げます。
サックとしてきれいな色に仕上がります。
油で揚げるとアクが抜けます。
ふきのとうの保存
フキノトウを茹でて冷凍保存できます。
冷凍保存保存用の袋で、1が月をめどに食べきってください。
瓶詰にすると、もう少し保存期間が延びます。
ふきのとう味噌を作って、ジャムの瓶詰のようにして保存もできます。
よいフキノトウが手に入ったら、ぜひどうぞ~