1月30日『世界ふしぎ発見!南インドスパイス紀行 香辛料と健康の秘密』ではみんな大好きなカレーの、スパイスが健康に関することが放送されます。
今回は、北インドの油たっぶり豪華な料理とは違い、南インドケララ州の野菜のたくさん入った家庭料理が紹介されるのではないかと楽しみです。
ここではカレーで使うスパイスや香辛料は健康に効果があるのか、その種類や基本の配合の仕方をご紹介します。
カレーのスパイスや香辛料は健康に効果があるか
健康のために毎朝カレー粉をスプーン1杯飲む(食べる?)という人がいます。
本人は「体調が良くなった」と言っていますが、本当でしょうか?
考えてみましょう。
カレーには食欲増進効果がある
暑い夏にバテている時、カレーが食欲を誘ってくれますね。
これは、スパイスの辛味成分は消化器の粘膜を刺激し、中枢神経の働きを高め、そして消化液の分泌も促し食欲増進効果をもたらしてくれるからです。
そのほかのスパイスは、ターメリック・チリペッパー・コリアンダー・クミン・カルダモン・オールスパイス・クローブ・シナモンなど。
まだまだありますが、このあたりで。
そうです!スーパーのスパイス売り場にならんでいるものばかりです。
最近はどこでも手に入ります。
そしてそれぞれに薬効があるのです。
一言でいえば、カレーはインドの『薬膳』ですね。
スパイスの種類と薬効
では、代表的なスパイスの種類と薬効をお知らせします。
☆ターメリック(ウコン) カレー粉の主原料でカレーが黄色いのもターメリックの色。
肝臓炎、胆道炎、止血効果。認知症予防や脳機能の活性化にも。
☆クミン 個性の強う料理の風味づけをし、まさしくカレーの匂い。
鎮静作用、下痢や腹痛の治療薬。 胃腸が弱いとか、食欲不振にも。
☆コリアンダー マイルドさとほんの少しの苦味があります。葉はパクチーです。
消化促進、鎮静作用。食欲不振や口臭に。
☆カルダモン 甘くエキゾチック爽やかな香りが特長。カレー粉の主な原料
健胃剤、駆風剤、強壮効果、消臭効果。口臭やリラックス効果。
☆クローブ ガラムマサラは何種類かの香辛料をブレンドだが、かかせない原料
抗酸化作用、切り傷、歯痛。 成分「オイゲノール」には抗酸化作用
基本の配合は
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では、市販のカレールーを使わないで、自分でするカレー粉の基本的な配合をご紹介します。
チキンカレーの配合例
クミン(ホール) 10
コリアンダー(パウダー) 3
カルダモン(パウダー) 5
ターメリック(パウダー) 5
チリーペッパー(パウダー) 3
野菜カレーの配合例
クミン(ホール) 20
コリアンダー(パウダー) 5
カルダモン(パウダー) 13
ターメリック(パウダー) 15
チリーペッパー(パウダー) 3
もちろん量の加減はお好みで、チリペッパーを多く入れると辛くもなります。
クミンは、最初に油で炒めて香りを引き出すのがポイント。
あとは玉ねぎを炒めて、残りの香辛料と具材を入れて煮るだけ。
自分で作ると一味違ったインドカレーがたのしめます。
詳しいレシピ後日ご紹介しますね。
香辛料には、薬効がありましたが、上手に使うと良いですね。
あまりストイックにならず、少しづつお召し上がりください。