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ショウガに冷え性や認知症予防効果!使い方と保存法|主治医が見つかる診療所

しょうが

 

3月28日の主治医が見つかる診療所【血管と血液を健康にする!ちょい足し食材SP 第3弾】では、『しょうが』が取り上げられます。
しょうがは、中医学(漢方)では、薬効の高い漢方薬として広く用いられています。
今回は、ショウガに冷え性や認知症予防効果があることと、ショウガの使い方と保存法をお知らせします。

ショウガに冷え性や認知症予防効果!

しょうが

健康効果は生姜3大成分の「ジンゲロール」「ジンゲロン」「ショウガオール」によるものです。

ジンゲロール

生のショウガに多く含まれるジンゲロールという成分は、殺菌効果、解熱効果、咳止め効果、吐き気止め効果、健胃効果などがあります。

ジンゲロン

ジンゲロールを加熱したり乾燥したりすることで生成されるのがショウガオールとジンゲロンという成分です。
血行を促進する作用や体を温めて冷え性を改善する働きがあります。
血行がよくなり体が温まることで、代謝が高まり、腸のぜん動運動が活発化し便通が良くなり、ダイエット効果もあります。

ショウガオール

生のショウガを100℃以下の温度で加熱すると、より辛みの強いショウガオールという成分に変わります。
ショウガオールは、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)を胃腸で産生させ心臓からの血液の拍出量を増やし身体を芯から温めます。

ショウガオールは脳内の慢性炎症を抑え、神経伝達物質であるアセチルコリンの働きをよい状態に保って、認知機能の低下を防ぎます。

使い方と保存法

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温かいドリンクやお料理で、ショウガをいただきたいですね。
しかし、加熱温度は100度までにしてください。
100℃以上に加熱すると、辛み成分がなくなり健康効果が期待できなくなります。
100℃で加熱するか蒸したショウガには、身体を胃腸から温める効果が期待できるのです。

中医学(漢方)の最古の医学書と言われる『黄帝内経』には、ショウガは朝に摂り、夜に摂取してはいけないとあります。
血行を促進させ腸の蠕動を促すことが、前漢時代にすでに分かっていたのです。

しょうが葛湯

おろししょうが・はちみつ・くず粉を沸騰したお湯で溶くとトロリとした、温かい(熱い)ドリンクができます。

ショウガ紅茶(お茶)

一時流行りましたね。
お茶に入れても美味しく、効果が期待できます。

各種料理

アジアンなお料理にたっぷり使ってもふだいじょうぶ。
特に、インド料理や中国料理にとても合います。

すりおろしやスライスで冷凍保存

たくさん買ったショウガ、腐ったり干からびたりしませんか。
効率よく使いたいものです。

そこで、買ったらすぐに、すり下ろす・みじんに切る・千切りにする・スライスします。
厚さ5㎜以下のシート状にして冷凍します。

いつでも好きなだけ、ポチッと折って使えます。

ショウガを有効に使って、冷えない体を作って病気にならないようにしましょう!