3月19日の世界ふしぎ発見では『アンチエイジングも!花粉症も!脳も!知られざる腸内細菌パワー』が放送されます。
花粉症の抑制も女性の若々しさも腸内細菌が関係していたり、腸内環境で気分や性格も変化するという内容のもの。
近年、腸が注目を集める中、腸内細菌の研究が世界各国で進んできています。
番組で、どのような最先端の研究が取り上げられるか、どのような検証をするのか楽しみですね。
世界ふしぎ発見で、腸内細菌について取り上げられるのは、今年2度目になります。
今回は、腸内細菌善玉菌を増やす植物性乳酸菌食品の、すんき漬けの作り方とレシピについてお知らせします。
腸内細菌善玉菌を増やせば
アンチエイジング・花粉症・認知症に効果
『腸内細菌』って最近注目されていますね。
私たちの、長さ約10mの腸内には300~30.000種類、100兆個以上、重さにすると1、5~2キログラムの腸内細菌が存在すると いわれています。
※人の細胞が10~60兆個だそうですので、とんでもなくたくさんの菌と同居していることになりますね^^
腸は別名「第2の脳」と呼ばれており、小腸の一部の細胞や大腸の細胞は、神経を通じて脳と密に結びついています。
花粉症
体内のB細胞(免疫細胞)の抗体が花粉と結合すると、ヒスタミンを作ります。
そして、ヒスタミンが、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を起こすのです。
乳酸菌は、免疫細胞の抗体を出しにくくする働きがあり、アレルギー症状が緩和されるということです。
認知症
腸内フローラ(善玉の腸内細菌がお花畑のように整っている状態)が育っていないと、生活習慣病や精神的な不調、免疫力や血流の低下といった事態を招きます。
小腸の一部の細胞や大腸の細胞は、神経を通じて脳と密に結びついています。
腸が汚れていることから生じる生活習慣病や精神的な不調、免疫力や脳への血流の低下といったことは、認知症の発症リスクを高める要因となるのです。
性格にかかわる変化も起きます。
アンチエイジング
腸が体の免疫力に関係していることが知られ、この役割を十分に機能させるカギを握っているのが「腸内細菌」です。
腸内環境がよく保たれていれば腸内細菌の働きは活性化し、私たちの体を構成している60兆個の細胞を若返らせることにつながる体内酵素も活性化します。
その結果、健康長寿を延ばすことができるのです。
植物性乳酸菌パワーがすごい
すんき漬け作り方とレシピ
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すんき漬(すんきづけ)は、長野県木曽地方に伝わる伝統的な発酵食品です。
地元の王滝かぶの漬物で、無塩乳酸発酵(塩を使わず乳酸菌をつかう)の漬物として全国でも珍しいものです。
長野県は男女ともに平均寿命が全国一位、アレルギー罹患率についても全国平均よりも低い健康長寿県です。
特に、木曽地方のアレルギー罹患率は、長野県全体の三分の一ほどと低いのです。
日常的にすんき漬けを食べる習慣のある木曽地方の食文化に、研究機関の注目が集まっているとのこと。
ヨーグルトなどの動物性乳酸菌は胃酸で弱ってしまい腸に届きにくいのに対し、すんき漬けは植物性乳酸菌なので元気なまま腸に運ばれるのです。
この有効性は、大学の研究機関で確認されています。
すんき漬けの作り方
- 山に自生するズミ(小梨)、山梨、ヤマブドウなどの果実を叩いてつぶし、発酵させて素にする。
- この素と湯通しした王滝かぶを交互に積み、重石をのせて数日置くとすんき漬けができる。
乳酸発酵したこの素だけを使い、塩は使いません。
長野では「すんきの素」が秋にスーパーなどで売り出されます。
それを使って漬けるのですが、長野にいないかぎり素も作る材料も手に入りません。
そこで、代用を考えました。
なんちゃってすんき漬け(マイグルト漬け)
- マイグルトを作ります(面倒なら買ってください)
- かぶ・水菜・小松菜などの菜っ葉を湯通しします。
- 2~3㎝に切って、マイグルトと混ぜ揉みます。
- お湯を足して1~3日。(お好みで)
マイグルトの植物乳酸菌が漬物の発酵を促してくれます。
発酵した漬け汁は、腐らせないように使い続けてください。
マイグルトの作りからはこちらからどうぞ~
腸内細菌の記事もあわせてどうぞ~
レシピ
すんき蕎麦
蕎麦のかけ汁の中にすんき漬けを入れます。
すんきピザ
チーズのピザに、すんき漬けのみじん切りを散らし焼きます。
もちろん、お醤油をかけて漬物で、みそ汁にも。
最初はちょっと驚きますが、慣れると酸味が美味しく食が進みます。
日本の伝統食品って素晴らしいですね~